不動産取引ガイド

不動産のプロフェッショナル ~宅地建物取引士資格試験~

不動産適正取引推進機構が「令和元年度 宅地建物取引士資格試験」のインターネットでの受験申込受付状況(速報値)を発表しました。

試験への申込受付数は、前年度比18.8%増の7万6,768人となったそうです。

弁護士や税理士などの資格試験の受験者数は年々下降し、ここ10年で半分になってしまっています。
一方で、宅地建物取引士試験の受験者数は、多少の増減はあっても安定した受験者数を維持しています。

不動産取引に対する安定したニーズと、その資格の重要さが伺えるでしょうか。

宅地建物取引士の試験科目

宅地建物取引士の試験では、
「土地の形質や建物の構造に関すること」
「権利の変動に関する法律」
「不動産に関する税金」
「価格の評価に関すること」
などが問われます。

具体的には、「宅建業法」「民法」「借地借家法」「不動産登記法」「国土利用計画法」「都市計画法」「建築基準法」「農地法」などの法律に関する知識、税金に関する知識などを勉強することになります。

合格率は15~16%という難関資格ではありますが、資格取得後に取り扱う数千万から数億といった高額な資産のことを考えると、納得のいく数字ではないでしょうか。

不動産取引で必要な専門知識

ただ、実際の取引のこととなると、こうした試験科目だけでは必要な知識をカバーできません。

リフォームに関する知識、住宅ローンに関する知識、管理費修繕積立金の妥当性やハザードマップなど、安全な不動産の取引に要求される知識は膨大なものがあります。

さらに、試験で学んだ法律知識が実際の取引ではどのように影響してくるのか、高額な不動産取引に潜むリスクなどを見抜く目が必要となります。

お住い探しの際には、信頼できる不動産のプロフェッショナルによる診断を受けるようにしましょう。

WEB無料診断アプリ「SelFin」をご活用ください!

最終的には不動産のプロフェッショナルによる診断が必要ですが、ご自宅などでも簡単にリスクを調べることができるアプリが「SelFin」です。

そもそも購入を検討して良い物件なのか、価格は妥当か、リスクはないか、などを一瞬で診断することができます。

皆様のお住まい探しに、ぜひ「物件提案ロボ/SelFin」をご活用ください。

住宅ローン|銀行、保証会社、不動産業者の関係前のページ

不動産詐欺のプロフェッショナル ~地面師と呼ばれる者~次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入は不安でいっぱい
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. 危険な場所は 地形図で見分ける
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 買ってはいけない物件を自分でチェック

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    不動産「ババ抜き」状態?!災害危険地は住宅優遇を排除される時代へ

    2020年9月23日に相次ぐ災害を受け、国土交通省は住宅政策を軌道修正…

  2. 不動産取引ガイド

    出来れば、避けたい天井カセット型エアコン・マルチエアコン

    天井カセット型エアコン・マルチエアコンが設置されているマンションは、一…

  3. 不動産取引ガイド

    恵まれた立地条件を活かしての大規模リノベーション

    近年の住宅事情では既存団地の老朽化が進み、こうした物件の行く末が問題視…

  4. 不動産取引ガイド

    リフォームとリノベーションの違い

    「リフォームとリノベーションってどう違うの?」と疑問を感じることがない…

  5. 不動産取引ガイド

    販売図面に記載の注意書きには注意

    戸建て住宅の場合、販売図面に記載されている文言は必ず確認していると思い…

  6. 不動産取引ガイド

    梅雨入り間近!この季節だからできる、土砂災害リスクを確認しておきましょう!

    今回は、「気象庁『土砂災害警戒判定メッシュ情報』」をご紹介いたします。…

  1. 不動産取引ガイド

    不動産の価値はとにかく立地
  2. 不動産取引ガイド

    誰でもわかる!木造住宅の耐震診断 ~必要耐力その他~
  3. お金・ローン・税金

    『やはり、不動産は立地!』
  4. お金・ローン・税金

    「贈与」以外の親からの援助 注意点
  5. 不動産取引ガイド

    気になるマンションのランキングが瞬時に判る!『全国マンションデータベース』を活用…
PAGE TOP