不動産取引ガイド

マイホームの購入で後悔したこと

人生で最も大きな買い物、理想のマイホームを手に入れるために、貯蓄を頑張っているという方も多いのでしょう。
しかし、マイホームを購入したあと、さまざまな理由で後悔をしている人がいるのも事実です。
どのよう事で後悔しているのかを調べてみました。

1位 間取り・生活動線のよさ
2位 騒音・治安などの周辺環境
3位 立地のよさ
4位 外構のデザイン・使い勝手
5位 コンセント・スイッチの位置
同率5位 周辺住民の雰囲気
7位 日当たりがよいか
8位 収納の使い勝手
9位 コスト面の検討
10位 住宅設備の使い勝手

参考資料はこちら

■場所・立地が良くない

予算などの都合で場所を選んだものの、実際に住んでみると不便を感じることがあるようです。
また、買い物環境や騒音、日当たりや自然災害のリスクなどの不満が挙がりました。

場所や立地で後悔しないためにチェックするポイント

・周辺施設など、生活の導線に問題がないか
・家から駅までのルートは実際に歩いてみる
・自然災害のリスクがある地域かハザードマップなどで調べる
・日当たりや騒音は問題ないか

■人間関係や環境が合わない

実際に住んでみないと分からないのが、人間関係です。

人間関係で後悔しないためにチェックするポイント

・長く住み続けたいと思える環境
・地域の活動などは市や町のホームページや、地域の掲示板を確認すれば活動や、土地柄を知ることができます。
・どんな人が住んでいるかは実際に近所の公園やスーパー、学校などを訪れてみて、自分と似たような家庭が多いのかどうかを見極めることが可能です。

■図面とイメージが違う

打ち合わせのときは良いと思っていたのに、実際に住んでみるとイメージと異なるというケースはよくあります。

図面とのギャップに後悔しないためにチェックするポイント

・どこにどんな家具を置くか、実物のサイズを見ながら考えることが大切です
・立体シミュレーションをしてもらえるのなら壁の色と家具の相性、窓やドアの位置まで、立体で見ることで実際のイメージが湧きます。

■メーカー選びに失敗した

ハウスメーカによって相場や得意なプランが異なるので、比較検討せずに選んでしまうと後悔する可能性があります。

ハウスメーカー選びに後悔しないためにチェックするポイント

・安いというだけでハウスメーカーを選んでしまうと、アフターフォローや施工が良くない場合もありますので見積もりや契約内容は細かく確認する
・アフターフォローはきちんと受けられるかの確認をする

■もっと良い物件があとで見つかった

物件選びにあとから後悔しないためにチェックするポイント

・本当に今買うべきなのか一度冷静になって比較検討する
・今の候補の物件で不満な点はどこで、それは妥協できるポイントなのかしっかり検討する

■住宅ローンや税金負担で後悔

マイホームを買うときには、長い期間で住宅ローンを組むことが多いでしょう。
組んだ当時は問題なく返済できても、後々経済状況が苦しくなることがあります。
また、住宅ローンの負担だけでなく、固定資産税やメンテナンス費用などがかかり、金銭的不安を感じる人も多いようです。

チェックするポイント

人生何があるか分かりません。不測の事態の為の資金を確保した上で無理のない住宅ローンが組むことをお勧めいたします。
金利の変動や、働けなくなるようなことがあっても住宅ローンを返済できる余裕があるか、冷静に判断することが大切です。
また、住宅ローンだけでなく、家のメンテナンス費用や税金の支払い、子どもの教育費の貯蓄は大丈夫か、シミュレーンションしてみることをお勧めいたします。

リニュアル仲介、渡辺でした。

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