不動産取引ガイド

相続空き家、売るなら早く 、4月からは3000万円まで控除される?!

最近は親から実家を相続したものの生活拠点の違いなどから放置し、空き家になっている住宅は多いようです。しかし空き家を売るのか、管理しながら持ち続けるのかといった決断を早くする方が、家計の負担は軽くなるかもしれません。「特定空き家」に指定されると固定資産税が上がる空き家対策特別措置法が昨年施行されたのに続き、相続した空き家を売れば税優遇を受けられる制度が今年4月から始まる見通しだからです。

ちなみに空き家を所有するだけで掛かる費用は下記の通りです。

・固定資産税(特定空き家に指定されると宅地の場合、固定資産税が最大6倍になる。)

・定期的な掃除(電気代、水道代)

・火災保険など

最近は空き家の管理サービスなどを手がけるNPO法人などもできてきました。費用的には年間30~50万円程度掛かるようです。

賃貸に出しても、出す前の水回りや内装リフォームに費用が200~300万円は掛かり、賃料との検討が必要です。一般的には5年ぐらいを一つの目安に検討するのですが、古い住宅の賃貸案件は借り手も付きにくいのが現状です。

野村総合研究所では住宅の除却・減築などが進まない場合、2033年には空き家が2,000万戸超へと倍増すると発表されており、真剣に考える必要がございます
http://www.nri.com/Home/jp/news/2015/150622_1
法人営業部 犬木

———————————————–

「資産となる不動産を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.jp/semi/

———————————————–

日本には行事やしきたりがあります。前のページ

その価格、売主さんの「言い値」じゃないですか?次のページ

ピックアップ記事

  1. 土地価格の相場を知る方法
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 立地適正化計画をご存知ですか?
  5. 危険な場所は 地形図で見分ける

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    『デュアラー』が増えている?!2拠点生活を楽しむ人が増えている!

    日本の人口が減少に転じ、東京においてもオリンピック終了5年後の2025…

  2. 不動産取引ガイド

    抵当権と根抵当権の違い

    お住まい購入の売買契約の前には、そのお住まいについての重要事項説明があ…

  3. 不動産取引ガイド

    お仏壇の置く場所はどこ

    最近の住宅は和室を設ける事が少なくなってきている傾向にあるかと思います…

  4. 不動産取引ガイド

    消費税増税も気にしない!「次世代住宅ポイント制度」について

    いよいよ本年10月に消費税が増税となり10%となります。金額の大き…

  5. 不動産取引ガイド

    登記を信じてはいけない!? 登記の公信力とは

    不動産取引を行うと、代金の支払いや鍵の引渡しと同日に「登記」の手続きを…

  6. お金・ローン・税金

    今年住宅を購入した方!年末調整時の住宅ローン控除手続き(ビギナー編)

    今年住宅を購入された方の内、住宅ローン控除を受けられる対象の方は、次回…

  1. 不動産取引ガイド

    「地震被害に必ず遭遇する」という前提
  2. 不動産取引ガイド

    注文住宅を建てるときやリフォームする時、フローリングをどう選べばいいのでょうか?…
  3. お金

    老後問題は「未来」の話ではなく「対岸の火事」でもありません
  4. 不動産取引ガイド

    家の近くにコンビニはありますか?
  5. お金・ローン・税金

    2023年2月 フラット35金利のご案内
PAGE TOP