契約関係

海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 11 【事前準備~売買契約締結 編 9/9】

前回に引き続き「STEP 4 『商談開始(=買付申込)から売買契約締結』」をご説明していきたいと思います。

■STEP 4 「商談開始(=買付申込)から売買契約締結」

6.重要事項説明、売買契約締結

買付申込をして、価格や引渡し期日当初条件の折り合いがついたら、いよいよ売買契約となります。売買契約の前に、その不動産を購入する者にとって重要なことについて説明が行われます。購入の判断材料としての説明が重要事項説明ですが、現在の不動産流通市場では、殆どの場合、売買契約締結と当日に行われ、重要事項説明の内容に問題が無ければ売買契約書の読み合わせ、契約書にも問題が無ければ、署名・捺印・手付金支払い(売買金額の5~10%が一般的)で、契約完了です。重要事項説明書自体は15ページ程度のものですが、そこに情報を書き込む時の根拠となる情報を収集するための調査を含めると、とても時間のかかる作業で、2日間くらいは時間を要します。また、調査の時には平日しか業務を行なっていない役所、法務局、上下水道局等に足を運ばなければいけませんので、土日では作業が進まないこともあります。買い手としては、できるだけ早めに重要事項説明書を送ってもらいたいというのが本音ですが、書類の完成自体が契約の前日とか同日午前のように直前になってしまうことも少なくありません。重要事項説明書、契約書には専門用語も多いですし、お客様としては緊張する場面だと思います。

リニュアル仲介でも、当然、重要事項説明、契約書読み合わせは行ないますし、難しい言葉があれば、分かりやすい表現でご説明することは行ないます。ただ、私達の場合には、ここに至るまでのプロセスで細かなイレギュラー要素のチェック、お客様への説明等を経て、クリアしてきた物件だけがこの工程にたどり着いていますので、段取八分とは言いますが、9割以上は心配はいらない状態になっています。

リニュアル仲介ではこのようなことについても適切にアドバイスさせて頂きながら、お客様のお住まい探しをお手伝いしております。住宅購入を検討の方は是非ご相談下さい。

リニュアル仲介本部パイロット店 エージェント石川でした。

***************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/ (ご利用は無料です)

 

■資産となる家を真剣に考えるセミナー

http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

***************************************************

 

住宅購入を検討する際、自治体の文化施設を確認されましたか?!前のページ

IoTの取り組みで高齢者が快適に暮らす住まい!次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 立地適正化計画をご存知ですか?
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 土地価格の相場を知る方法
  5. 住宅購入と 生涯の資金計画

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    超重要 道路と通路の違い

    日本の法律では、「建築基準法上の道路」に「敷地が2m以上接していなけれ…

  2. 不動産取引ガイド

    離婚による財産分与と不動産の話

    結婚を機に不動産を購入される方も多いですが、近年では3組に1組が離婚す…

  3. 欠陥・トラブル

    『築40年超の戸建を買ってリノベーション 取材を受けました!』

    去年弊社でお世話になりましたお客様が「週刊ダイヤモンド」より取…

  4. 不動産取引ガイド

    2017 年9月度の不動産相場

    公益財団法人東日本不動産流通機構(通称:東日本レインズ)から、2017…

  5. 不動産取引ガイド

    物件選びのおかしな条件

    今回は最近電車で見かけたおかしなCM映像について触れたいと思います。…

  6. 不動産取引ガイド

    サービスルーム(S)と普通の部屋は何が違うのか?

    販売図面を見ていると、部屋は広く窓もあるのになぜか「サービスルーム」と…

  1. 不動産取引ガイド

    不動産は、感情で決めて、理性で納得させる傾向が強い
  2. 不動産取引ガイド

    マンションの寿命とは
  3. お金・ローン・税金

    不動産屋さんの言うことを鵜呑みにしてはいけない!?住宅ローン減税失敗事例
  4. 不動産取引ガイド

    不動産会社の事、知ってますか?
  5. 不動産取引ガイド

    ネットで取れる「登記簿謄本」
PAGE TOP