不動産取引ガイド

登記制度の成り立ち

今では登記簿謄本と聞いただけでどんなものかご存知な方も多いと思います。

登記簿謄本にはその土地・建物の面積など様々な情報が記載されております。

ではその成り立ちについて今回はお話したいと思います。

まず、日本国土の面積は約3,780万ヘクタールとなります。そのうち、建物を建てられる土地は(宅地)193万ヘクタールで、国土のわずか5.1%にすぎません。

わずか5.1%の宅地に人口が集中しており、そこで人々は生活を行っている事になります。

現在の日本では、土地を個人で所有する事ができますが、平安時代や奈良時代の律令制時代にも所有や売買が行われていたそうです。

その後明治維新のころからは、全面的に自由に個人で所有することや売買することも出来るようになったそうです。

明治維新といえば、ペリー来航や大政奉還などが行われた時代です。

そんな時代に誰の土地かがわからなくなってしまうのを、誰が見てもわかるようにする為に、明治32年に今の不動産登記法の元になる「不動産登記法」が制定されたそうです。

そして昭和35年の不動産登記法改正に伴い、現在の不動産登記制度ができあがり、更に平成16年の不動産登記法の全面改正により現在に至っております。

今では当たり前に行われている不動産の売買ではありますが、登記や取引に関する契約書の文面など、さまざまなところでより分かりやすく制度の見直しがされてきたのだと思います。

不動産を今から購入される方は、不動産の謄本もご覧になったことはあまりないと思います。

今から謄本の見方なども不動産を購入するうえでは必要となりますので、是非、機会がありましたら一度ご覧になってみてください。

わからない事などございましたら、いつでもお問い合わせください。

リニュアル仲介、前田でした。

【住宅ローン減税8】築後年数要件戸建て編~木造・旧耐震~前のページ

2020年4月 フラット35金利のご案内次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入は不安でいっぱい
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. 危険な場所は 地形図で見分ける
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 住宅購入と 生涯の資金計画

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    気になるエリアの「水災等地」を調べてみませんか?

    2024年10月から火災保険が改定されました。保険料は引き上げられるほ…

  2. 不動産取引ガイド

    今後益々発展していく、渋谷区桜丘町エリア!今後どのような変革を遂げるのか?!

    ◆今後益々発展していく、渋谷区桜丘町エリアについて現在、渋谷駅の南…

  3. 不動産取引ガイド

    熱中症警戒アラート

    熱中症の予防を促す情報として、全国で「熱中症警戒アラート」が発信されま…

  4. 不動産取引ガイド

    マンション購入後は「オーナーコネクト」登録を!資産ウォッチを通じて売り時を逃さない!

    ■マンション購入後のアフターサービスは資産ウォッチツール「オーナーコネ…

  5. 不動産取引ガイド

    未来を変えるサステナブル住宅

    サステナブル住宅とはサステナブルとは、英語でSustainable…

  6. 不動産取引ガイド

    遺産分割協議ができない!?不動産と行方不明者

    不動産の処分に関して、大きな問題となるケースのひとつに「共有状態」があ…

  1. 欠陥・トラブル

    不動産処分と行方不明の相続人
  2. 不動産取引ガイド

    消費増税後の不動産購入のポイントについて
  3. 不動産取引ガイド

    限られた資金で満足感を得るコツ
  4. 不動産取引ガイド

    借地権の全体像について
  5. 不動産取引ガイド

    耐震基準がいくつもある!~建築基準法と耐震診断~
PAGE TOP