お金・ローン・税金

『同じ借入額でも数百万の差!? フラット35「S」金利引下げ幅拡大終了』

長期全期間固定金利(フラット35)で住宅の融資を検討されている方は、必見!

借入状況によっては、総支払い額に数百万円の差が出ますので、早めにご検討を!

 

フラット35 金利優遇「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」及び今年の2月3日に成立した平成26年度補正予算を踏まえ、下記2つの金利引下げ優遇措置が続いておりましたが、いよいよ来年平成28年1月29日(金)にて終了となり、残り3ヶ月を切りました!

フラット35「S」金利引下げ幅の拡大措置

  1. フラット35(買取型)の9割超融資について、現行、9割超融資の場合と比べて上乗せしている金利を引き下げ

 

■フラット35「S」(金利引下げ幅の拡大措置)

※ フラット35「S」とは、フラット35をお申込みのお客さまが、省エネルギー性、耐震性などに優れた住宅を取得される場合に、フラット35のお借入金利を一定期間引き下げる制度です。

 

○通常 金利0.3%優遇 → 平成28年1月29日まで 金利0.6%優遇

【例】4000万円の借入(物件代金の9割以下)

借入期間35年 金利1.55%【2015年11月の金利】

・1/29まで 金利下げ幅拡大  当初5年(or10年) 月額約11.2万円 6年目以降12.2万円

・1/30以降 通常の金利引下げ 当初5年(or10年) 月額約11.8万円 6年目以降12.3万円

⇒ 総支払額では、63万円程変わります。

 

■9割超の融資の上乗せしている金利を引下げ 

通常の金利上乗せ0.44%上乗せ → 平成28年1月29日まで 金利上乗せ幅0.13%上乗せ 

※「フラット35」は、物件価格9割融資を基本としていますが、自己資金を用意するのが難しい方向けに物件価格の10割融資のプランも用意されています。9割超~10割までのご融資を希望される方は、通常の金利から、+0.44%上乗せされます。その上乗せ金利が来年の1月29日まで+0.13%で借入可能。

自己資金に余裕がなく、物件代金の9割以上お借りしたい方には、かなり差が出ますの注意です。

 

【例】4000万円の借入(物件代金の9割超の借入)

借入期間35年 金利1.68%(1.55%+0.13%)【2015年11月の金利】

・1/28まで 金利上乗せの金利引下げ(+0.13%) 当初5年間 月額約11.5万円 6年目以降12.5万円

・1/29以降 通常の金利上乗せ(+0.44%)    当初5年間 月額約12.7万円 6年目以降13.2万円

⇒ 総支払額では、325万円も変わります。

 

同じ金額を借入しても、来年の1月30日以降ですと、毎月の支払いも総支払額もこれだけの差が出てしまいます。中でも特に物件代金の9割超お借り入れをしたい方には、金利引下げ拡大措置がある間にご購入することをお勧めします。

 

■フラット35「S」(金利引下げ幅の拡大措置)を利用するためのスケジュール感

余裕をもってお話しするならば、12月中に売買契約が終わっているのが理想ですが、そこまでに物件が見つからなかった方は、1月中旬ぐらいにはほぼ物件が見つかっており、1月24日ぐらいまでに売買契約が終了しているというスケジュール感が必要です。

ギリギリを目指していくと書類不備などで少しのミスも許されなくなります。

 

リニュアル仲介では、資産価値が下がりにくい物件の提案をしておりますが、金利が低い間に借りるというのも資産防衛の大きな手段の一つになります。無理矢理このタイミングに合わせる必要はないですが、金利はあなたが思っている以上に支払に大きく影響を与えます。今検討されている方にとっては、タイミングも非常に大切であることを念頭に入れお探しすることをお勧めします。

 

バイヤーズエージェント中田でした。

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