不動産取引ガイド

収納スペースはどのくらい必要⁉

最初はすっきり片づけられていた新居も家族も増え来ると物が溢れかえって、片づけられたとしても今度はどこにしまったかわからなくなってしまいます。
子供たちによく怒られました。

では4人家族ではどのくらいの収納スペースが必要なのでしょうか。

4人家族の収納スペースは6畳分が目安

家族の人数で収納スペースを検討する際は、大人1人につき1.5上畳、子供1人につき0.5畳が目安です。
子供が成長するにつれて物が増えることを踏まえると、4人家族の収納スペースは6畳分あると安心できるのではないでしょうか。
ただし、人それぞれ持ち物には個人差がありますのであくまでも目安となります。

収納スペースは住宅全体の何パーセント?

戸建ての場合

一般的な収納スペースは全体の15%前後が適当といわれています。
30坪(100㎡)の家を建てる場合、4.5坪(14.8㎡)が必要な収納スペースです。
畳に換算すると、約8畳分のスペースとなります。
戸建の場合、中二階を設けたり、階段下を納戸に設計することができるため、約15%ほどを収納スペースとして利用することが可能です。

マンションの場合

一般的に収納スペースは全体の8%といわれています。
30坪(100㎡)の部屋の場合、2.4坪(8㎡)が必要な収納スペースです。
畳に換算すると、約4.3畳分のスペースとなります。

集合住宅式のマンションなどは、必要最小限の間取りで設計されることが多いので、収納スペースは必然的に限られてしまいます。
実際に売りに出ているマンションの収納スペースは居住空間のうち8%を目安に設計されることが多いようです。

収納面積より収納効率を重視する

収納スペースには限りがあります。
そこで収納効率を上げる工夫をしてみてはいかがでしょうか。

・収納の入り口の扉の高さや幅
・物の取り出しやすさ
・棚の数や高さ、奥行き、可動式になっているか
・クローゼットであればハンガーパイプがどこに、どの高さで必要なのか

重たい物を取り出しやすい高さや、手を伸ばしたりかがんだりした時に問題ないかなどの出し入れの手間や有効活用できるなど、収納効率に重きを置いた方が良いそうです。

ウォークインクローゼットの設置場所

主に寝室の横に設置されていることが多いと思いますが、玄関付近、ベランダ付近や脱衣所にあると便利です。
日々の生活の利便性を向上するためにも、クローゼットや収納の位置はご自身のライフスタイルに合わせて検討することが大切です。

自宅の収納スペースは多めにしたのですが収納効率がまだ未熟の為、よく探し物をしています。
いかに効率をあげるかが私の今後の課題となります。

いかがでしょうか、限りあるスペースの有効活用をしてお部屋をすっきりさせてみてはいかがでしょうか。
リニュアル仲介、渡辺でした。

地震保険の加入率35% 火災保険+αの備えについて前のページ

マイホーム購入に伴う税金はどんなものがあるのか?次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. 住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    次は東京オリンピック!

    今回のRIOオリンピックではたくさんの感動を頂きました。いよい…

  2. 不動産取引ガイド

    コロナ禍で住宅ローンを見直す際のポイントについて

    今年も早い事で、残り僅かとなりました。月日の経過が早く感じられるタイミ…

  3. 不動産取引ガイド

    耐震・制震・免震 とは?

    耐震性の高い住宅にするための建物の構造形式には、一般に、耐震構造、制震…

  4. 不動産取引ガイド

    住宅購入で最も重要なのは街選び

    今年も3月11日を迎えました。東日本大震災で被害に遭われた方に想いを寄…

  5. 不動産取引ガイド

    家を買うなら考慮したい省エネなどの住宅性能をご存知ですか?!

    2019年に入り、住宅購入を検討されている方も増えているかと思います。…

  1. 不動産取引ガイド

    0.5ミリ以上のクラック(ひび割れ)には要注意!住宅購入時の落とし穴?!
  2. 不動産取引ガイド

    戸建ての修繕計画と修繕積立金について考える
  3. 不動産取引ガイド

    マイナス情報こそ重要!家探しはSelFin(セルフィン)/物件提案ロボを活用しま…
  4. 不動産取引ガイド

    スルガ銀行のシェアハウス問題から学ぶ住宅ローンの考え方
  5. 欠陥・トラブル

    空き家運用の実態を探る
PAGE TOP