不動産取引ガイド

老後を見据えた住まい探し

いずれは親の介護やご自身の老後を考えた住まいを検討する方も多いと思います。
そして自分自身も高齢者になります。
親の介護の為、同居や近居を考える時が来るかもしれません。
そのようなときの為、親の介護やご自身の老後を見据えた住まい探しのヒントを調べてみたいと思います。

■設計の段階からバリアフリー構造を考慮する

年老いた親と同居する場合は、高齢者が住みやすく、自発的に動ける家にするために、バリアフリー構造を考慮することが大切です。

・水回りには暖房器具を設置し、ヒートショックを予防する
・生活リズムの違いを考慮し、間取りや導線を工夫する

また、同居をうまく行うには、次のようなポイントも考慮しましょう。

・親が納得して同居を受け入れていること
・生活リズムの違いを解決し、ストレスを軽減する
・同居以外の選択肢を残しておくこと
・金銭面のトラブルが起こりやすいため、生活費の支払いなどお互いが負担する範囲を明確にしておく
・事前にルールを決めて干渉しすぎない

高齢の親と同居するメリットとしては、次のようなものがあります。

・高齢になった親世帯に目が行き届きやすい
・健康状態を把握しやすい
・家事・育児を分担できる

実際、家を建ててみて良かったところは玄関・トイレ・浴室に手すりを付けた事です。
家人に障害をもった人がいるので実感しました。
反省点は玄関先の外部分にも手すりを付ければ良かったと思いました。

■高齢者にとって暮らしにくいエリアとは?

・移動や買い物などの交通の利便性が低い

高齢者が暮らしやすいエリアを考える上で、移動や買い物の利便性は重視すべき項目の一つです。
バスや電車、タクシーなどの公共交通機関が充実していれば、日々の買い物や通院にも便利でしょう。
今は自動車で移動しているという場合も、将来的に運転が難しくなることを考慮すると、公共交通機関の利用と徒歩で生活できる街を選ぶことが暮らしやすいのではないでしょうか。

・医療機関が遠い、福祉サービスが充実していない

高齢になると、けがや疾患のリスクが若い時よりも高くなります。
体調を崩した時やけがをした時などにすぐ受診できる診療所や大きな病気やけがに備えるための大学病院や総合病院などが近くにあるかどうか確認しておきましょう。
また、加齢により体に不調が出てきた場合に備え、デイサービスセンターや介護支援事業所などが近くにあるかどうかもチェックしておくことをおすすめします。
医療や福祉サービスは、地方自治体によって制度に違いがあります。
手厚い支援を受けられる街を探すことも大切です。

・暮らしにくい気候や地形

冬は寒く雪深い地域などは雪かきなどの重労働が発生するだけでなく、外出する機会が減ることから運動不足になったり、家の外は足元が悪く滑りやすかったりと、高齢者にとって暮らしにくく、病気やけがにもつながります。
また、特に寒い地域に住む場合は「家の断熱性」が大切で、断熱がしっかりしている家は住まい手の健康に良い影響を与えることが分かっており、住む家選びには注意が必要です。

エリアを調べていて我が家は暮らしにくいエリアだと実感しました。
今後の自分達の為、解決策を、考えなければいけないと思います。
ただし、移動スーパーが来たり、内科と整形外科のある病院が各家庭に送迎してくれる病院をみつけましたので少しだけ解決出来ました。
住んでみないと分からない所もありますのでご近所の方からの情報も必要かもしれません。

リニュアル仲介、渡辺でした。

 

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