不動産取引ガイド

3LDKか、2SLDKか?

販売図面を見ていると、ほぼ同じ間取りなのに「3LDK」と表示されているケースと「2SLDK」と表示されているケースがあります。

部屋数が「3」なのか「2+S」なのかの違いですね。

この「S」とは「サービスルーム」を意味します。他には、「納戸」や「フリールーム」などと呼ばれることもあります。

サービスルーム(納戸)については、「すこし小さい部屋」というイメージがあるかもしれませんが、実際には部屋の広さは関係ありません。

ポイントの一つは採光(窓の大きさ)です。

建築基準法によって、「居室には、床面積の7分の1以上の大きさの採光部(窓)を設けること」と定められています。
継続的に使用することが前提ですので、充分な明るさが確保できているか、という一つの基準になっているのです。

そのほか、採光以外にも、換気や天井高等の基準もあります。

内装も綺麗にしてあり、普通の居室としてお使いいただける場合でも、窓の大きさが足りていない場合には、販売図面の表記上、1部屋にカウントできなくなってしまいます。

ただ、これらの基準はあくまでも法律上の話ですので、実際の使用方法や明るさの好み等もあるかと思います。

お部屋選びの際には、図面上の記載に拘らず、実際に内見をしていただき、ご判断されてはいかがでしょうか。
リニュアル仲介 不動産部でした。

———————————————–

「資産となる不動産を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

10月24日(土)11月21日(土)12月19日(土)

———————————————–

築11年でもこんなにあった気になる劣化等...!?本部エージェントの現場レポート≪中古戸建て編②≫前のページ

資産価値を守る マンション管理、収支改善のコツ?!次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 危険な場所は 地形図で見分ける
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    耐震性をきちんと検討する

    2024年は1月に発生した能登半島地震や8月に発生した南海トラフの特別…

  2. 不動産取引ガイド

    木造住宅の和室に使われる壁の種類のお話

    木造住宅の和室の真壁仕様と大壁仕様の違いリニュアル仲介の渡辺で…

  3. 不動産取引ガイド

    通信環境の進化

    現在、IoT家電時代と言われております。IoT家電の種類テレビ…

  4. 不動産取引ガイド

    中古住宅の取引は「仲介会社選び」が最も重要です

    物件は一つしかないので、結局のところ、どの不動産仲介会社を通じても、購…

  5. 不動産取引ガイド

    子どもの人口が38年連続で減っている?!少子化と日本の不動産購入について

    〇こどもの日に合わせて総務省から最新データが発表されました。総務省…

  6. 不動産取引ガイド

    マイホーム購入に伴う税金はどんなものがあるのか?

    不動産を購入する際には、初期の費用としていくつかの税金が発生します。こ…

  1. 不動産取引ガイド

    マイホームを売却して損失が出た場合の特例について
  2. 不動産取引ガイド

    収納スペースはどのくらい必要⁉
  3. 不動産取引ガイド

    ペットと住む家
  4. リニュアル仲介通信

    不動産購入の豆知識手付金のアレコレ
  5. 不動産取引ガイド

    二世帯住宅を建てる時に間取りよりも前に考えなければならない事とは?
PAGE TOP