お金・ローン・税金

減税を受けるために必須の書類

今回は、不動産取引において減税を受けるために必須の書類「住宅用家屋証明書」についてです。

「住宅用家屋証明書」とは、あまり聞きなれない書類かと思いますが、それもそのはず、不動産登記簿の名義変更の際にかかる「登録免許税」を軽減するために使う書類です。

「登録免許税」の軽減を受けるための要件である「住宅用」の家屋として取得したことを各市区町村に証明してもらう書類となります。

取得のためには、売買契約書の写し、不動産登記簿の写し、住民票などが必要になります。
そしてこの際の「住民票」については、原則として購入不動産に住所を異動した住民票が必要になります。
ただ、引渡し前に登記をすることがほとんどですから、新しい住民票を用意できないケースもあります。
その場合には、別途「申立書」という書類を作成しまして、「まだ住んでいませんが、居住用に購入したことに間違いありません。」と役所へ申し立てをすることで、証明書の取得が可能となります。

また、購入する物件にも要件があり、マンションであれば築後25年以内、木造戸建ての場合は築後20年以内という制限があります。
この築年数条件を緩和する方法として「耐震基準適合証明書」の取得が利用できます。

「耐震性を満たした物件」を「居住するため」に購入する場合には、流通を促すために減税が適用される、ということですね。

取得手続きをややこしく感じるかもしれませんが、実際には登記をする司法書士や建築会社が代行してくれることがほとんどですのでご安心ください。

不動産購入に関わる税金は高額になりますので、使える減税はしっかり利用するようにしましょう。

***************************************************

■不動産の資産価値を即座に判断

セルフインスペクションアプリ「SelFin」

https://self-in.com/ (ご利用は無料です)

■資産となる家を真剣に考えるセミナー

http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

***************************************************

自民党「空き家の所有者情報の外部提供等、2017年6月めどに提言をまとめる方針」前のページ

みんなでつくるお部屋の写真集『RoomClip(ルームクリップ)』をご存知ですか?次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入と 生涯の資金計画
  2. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  3. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  4. 立地適正化計画をご存知ですか?
  5. 買ってはいけない物件を自分でチェック

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    熊本地震から1年…地震対策はされてますか?

    熊本地震から1年が経ちました。1年前のままの変わっていない映像など…

  2. 不動産取引ガイド

    バルコニーの種類

    少し前はベランダと言っていたように思いますが、最近ではバルコニーと表記…

  3. 不動産取引ガイド

    命を守るカードゲーム

    国土交通省は、防災教育の一環として、津波や大雨など水害対策を遊びながら…

  4. 不動産取引ガイド

    炭素繊維を使った新素材「カボコーマ」があるのをご存知でしょうか?

    写真の繊維が熱可塑性炭素繊維複合材料「カボコーマ」といい耐震補強材に採…

  5. 不動産取引ガイド

    「100点を目指すと不動産は買えない」— 理想の家探しで押さえておくべき現実

    家を買うという人生の大きな決断、誰もができるだけ理想的な物件を手に入れ…

  6. 不動産取引ガイド

    雨水タンクでエコライフ!

    最近では家庭菜園も流行っているようで自給自足のエコライフの情報がたくさ…

  1. 不動産取引ガイド

    住宅購入を検討する際、自治体の文化施設を確認されましたか?!
  2. 住宅の資産性

    2022年5月度の不動産相場
  3. 不動産取引ガイド

    今日は防災の日です
  4. お金・ローン・税金

    住宅購入と 生涯の資金計画
  5. 不動産取引ガイド

    最近話題のSDGsをご存知ですか?SDGsの17の目標とは・・・
PAGE TOP