不動産取引ガイド

畳が6枚ある和室は6畳分の広さがあると思っていませんか?

今回は、畳のお話です。

通常間取り図などで●畳もしくは●帖と記載されていたら、畳何枚分と想像する事が多いかと思います。

また、6畳の畳が敷いてあった場合は、6畳分の広さがあると思いますよね?

実際は、畳にも種類があり、必ずしも6畳分の広さがあるとは限らないようです。

畳にはサイズの企画があり、それぞれ下記のような寸法になっております。

◆京間 : 955㎜ × 1,910㎜ (3尺1寸5分×6尺3寸)

◆中京間 : 910㎜ × 1,820㎜ (3尺×6尺)

◆江戸間 : 880㎜ × 1,760㎜ (2尺9寸×5尺8寸)

◆団地間 : 850㎜ × 1,700㎜ (2尺8寸×5尺6寸)

京間と団地間で6畳の平米数を計算すると、京間は10.9443㎡、団地間は8.67㎡となり2.2743㎡異なることになります。

1帖以上の差が出てしまう事になりますね。

ですが、一般的に普及している畳のサイズは、中京間の「910㎜×1,820㎜」でこれに基づいて1.64㎡、端数を切って「900㎜×1,800㎜」で算出した1.62㎡が通常使われている1帖の数字と言われております。

ですので、地域などで多少異なりますが、内見の際には何㎡なのか?などとは、あまり気になさらなくても大丈夫なようです。

また、洋室の場合も平米数から算出して何帖と表記しているので、一般的な広さには変わりはないと思います。

最近では洋室のお部屋が増えてきておりますが、日本人は畳のお部屋にホッとされる方も多いのではないでしょうか。

内見の際にはこういった豆知識を踏まえてチェックしてみる事もおすすめします。

リニュアル仲介、前田でした。

マンション調査で判明!みんなが気になるマンションのアレコレ前のページ

耐震等級3「相当」にご注意を!次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 住宅購入と 生涯の資金計画
  3. 土地価格の相場を知る方法
  4. 危険な場所は 地形図で見分ける
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    中古住宅か新築住宅か?賢明な不動産購入のための総合ガイド

    ■住宅購入における重要な選択不動産業界では、「中古住宅と新築住宅、…

  2. 不動産取引ガイド

    「電力自由化」になっても、切り替えが出来ないマンションもある?

    2016年4月から既に始まっている電力自由化ですが、CMでは「携帯電話…

  3. 不動産取引ガイド

    住まいの「広さ」と「理想の家具・荷物の量」

    先日、一般社団法人ホームステージング協会は、「快適空間比率」と「快適収…

  4. 不動産取引ガイド

    二世帯住宅を親子で購入する前に 気を付けておいて欲しいこと

    親から二世帯住宅を建てて一緒に住みたいと持ちかけられる事があります。そ…

  5. 不動産取引ガイド

    うちの実家はこの先どうなるの?

    ゴールデンウィークに帰省された方も多いと思います。少し傷んだ家を眺…

  6. 不動産取引ガイド

    水災害に強い街づくり -都市再生特別措置法の改正-

    気候変動の影響もあって水災害が頻発・激甚化しており、都市部においても浸…

  1. 不動産取引ガイド

    隣地との関係にご注意を…!相隣関係の規定について。
  2. 不動産取引ガイド

    マイホーム 「消費」としての考え方と「資産」としての考え方
  3. 不動産取引ガイド

    逃れられない税金と責任。売れない不動産の行く末とは?
  4. お金・ローン・税金

    住宅ローンを組まれている方は必見。借り換えしない理由がない!!
  5. 不動産取引ガイド

    2017 年11月度の不動産相場
PAGE TOP