不動産取引ガイド

建物の揺れを早く止める為のエネルギー吸収装置とは?

おはようございます。 リニュアル仲介の渡辺です。

今回は免震のお話をしたいと思います。

今日は最近ニュースで不適合な免震ゴムの話題を耳にする と思いますが免震建物の仕組みとしては地面と建物の間に 「免震装置」を入れ、建物へ伝わる揺れをへらします。 まるで空中に浮いた建物のように、地面と建物を浮かした状態にした建物が免震建物と呼びます。

一般的な免震装置は、「アイソレーター」と「ダンパー」で構成され、「アイソレーター」は、周期の短いはげしい揺れを、長い周期の揺れに変える役割を持っています。そして「ダンパー」は、ゆっくりした揺れに変わった建築物を、早く止めるためのエネルギー吸収装置です。

免震装置の種類 建物の位置を元に戻す働きの

*積層ゴム支承

*すべり支承

*転がり支承

建物の揺れを抑える働き

*鉛ダンパー

*鋼材ダンパー

*オイルダンパー

免震建物では、これらを組み合わせて効果的に使います。

詳しくは http://www.jssi.or.jp/menshin/index.html

これらはビルだけはなく住宅にも使えますが費用は 400~500万円程はかかるらしいです。

ちなみの日本の代表的な法隆寺の五重塔は世界最古の木造建築と言われていますが免震と制震に優れている建物です。 地震の力を木材と構造でうまく逃がし、耐震設計の多くの要素が盛り込まれている建物です。 日本の職人さんはすごいと思います。

 

【うっかり事故でも保険が使える!(火災保険)】前のページ

新築は10年保証が義務。では、中古は何年でしょう?次のページ

ピックアップ記事

  1. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  2. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  3. 住宅購入は不安でいっぱい
  4. 土地価格の相場を知る方法
  5. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    住宅購入 最初に理解すべきこと

    エージェントの中田です。私は、日頃皆様の住宅購入のお手伝いをしてい…

  2. 不動産取引ガイド

    中古+リノベを狙うなら2000年5月以前がお勧めです

    都心部を中心にマンション価格の高騰が続いており、中古戸建て住宅に目を向…

  3. 不動産取引ガイド

    売る時に資産価値が下がりやすい物件とは(大規模すぎるマンション)

    最近は大規模ほど、資産価値が下がりにくいというデータや意見もありますが…

  4. 不動産取引ガイド

    「今の家賃で家が買える」に要注意

    「今の家賃で家が買える」を鵜呑みにしてはいけません不動産に関するニ…

  5. 不動産取引ガイド

    日経新聞の記事で右往左往する不動産業界

    10月5日の日経新聞朝刊に住宅ローンに関する記事が掲載されました。…

  1. 不動産取引ガイド

    実測売買と公簿売買の違い
  2. 不動産取引ガイド

    外観だけの美しさにとらわれず、しっかりとチェック!
  3. 不動産取引ガイド

    悪質なリフォーム業者には注意!!
  4. 不動産取引ガイド

    約25年でこれだけ変わった!地域別人口増加率。
  5. 不動産取引ガイド

    『リノベーション EXPO JAPAN』
PAGE TOP