不動産取引ガイド

終活「しゅうかつ」という言葉を耳にする機会が増えました。

皆さんは「終活」をご存知ですか?
まだ馴染みのない言葉ではありますが、少しずつ耳にする機会が増え、どういった内容の事を行っていくのかをアドバイザーにお聞きになる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

では具体的には何をするのかを少しご説明いたします。
まず大前提にではありますが、終活とは自分らしく生きる為に残りの自分の人生をどのようにしたいのかという事が前提であると思います。
それはご自身が「どうしたいか」を考える時間でもあると思います。

イメージとしては死をイメージされやすいので、死ぬことなんて想像したくないと仰る方もいるかもしれませんが、「死」をイメージするのではなく、その時に備えて身の回りを整理しておくと考えていただく方が良いのかもしれません。
ですので、私の中では断捨離にも近いなと思っております。

実際に何を行うかというと…
●エンディングノートを書く
●遺言書を書く
●葬儀の生前契約をする
●遺影を撮影する
●お墓を決める
という項目が挙げられるかと思います。
結局、死をイメージするような内容ばかりではありますが、ですがこの内容は全てどう自分らしくするかを考える機会に繋がるかと思います。
そして、その準備をするにあたってご自身がどのように今から過ごしていきたいかもある程度明確になってくるかと思います。
ご自身の人生なので、是非自分の思い描く内容に向けて取り組んでいただけたらと思います。

また、上記の内容以外でも、資産の整理なども事前にされておくと良いかと思います。
預貯金も勿論ですが、住宅も事前にどのようにしたいかもエンディングノートに記載しておくのも良いです。
長年住まわれた家ですので、どうしたいのか、誰に引き継いでほしいのか、もしくは売却をしてほしいなどの意向も含め事前に考えておきましょう。

それには家という資産が負の財産とならないよう、購入時にも十分に確認しておく必要があると思います。
負の財産を購入したばかりに、無駄なお金が発生したり、空き家状態になってしまったり、売却に苦戦して迷惑がかかるような事があっては心残りになってしまうかもしれません。
将来売れる土地に建っている事や、マンションでしたら管理状況が良いなどが将来の資産となってくる判断材料ですので、購入時に知識として知っておいていただけたらと思います。

資産性のある住宅を選ぶコツなどもあるので、ご不明な点などございましたら、お気軽にご相談ください。

住宅ローン減税が使えない物件があるってご存じですか?前のページ

通信環境の進化次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. 住宅購入は不安でいっぱい
  3. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  4. 立地適正化計画をご存知ですか?
  5. 買ってはいけない物件を自分でチェック

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    検索するなら今ならインスタ?!

    最近お客様に何を見て弊社にご連絡していただいたのですか?と聞くと、5組…

  2. 不動産取引ガイド

    年末年始も不動産取引ができる!?

    以前、年末年始は金融機関や登記所の休日の関係で不動産取引ができない、と…

  3. マンション

    引渡し前の「現地確認」は大切です

    売買契約を済ませ、住宅ローンの手続きも無事に終わり、あとは売主様に残金…

  4. 不動産取引ガイド

    「相鉄・東急直通線」2023年3月開業 ますます人気の出るエリアも!

    相鉄線と東急線が相互直通運転する「相鉄・東急直通線」が2023年3月1…

  5. 不動産取引ガイド

    誰でもわかる!木造住宅の耐震診断 ~屋根~

    誰でもわかるシリーズです。今回から必要耐力について数回説明いたします。…

  1. 不動産取引ガイド

    過ごしやすくする換気や除湿
  2. 不動産取引ガイド

    マンションの敷地権とは?
  3. 不動産取引ガイド

    楽器演奏可能なマンション「ミュージション」が人気!?
  4. マンション

    資金計画の練り直しが希望の住まい発見の糸口に
  5. 不動産取引ガイド

    日銀のマイナス金利政策で住宅ローンは何が変わった??
PAGE TOP