不動産取引ガイド

“見えない川”に注意!暗渠(あんきょ)の見つけ方≪後編≫

前回に引き続き「暗渠(あんきょ)」に焦点をあてて、どのようにそれを発見するかのポイントをご紹介します。

「暗渠=水が集まるところ」ですから、地盤が悪かったり湿気溜まり易いということも有り得ます。住まいを探している方にとっては、とても重要なポイントです。

では、今回は具体的な事例を使ってご説明してみましょう。

1

上記地図をご覧下さい。

赤い印があるところが物件の所在地です。

地図上では少し大きめの建物(アパート)がありますが、実際には取り壊されて新築の戸建てがあります。

google mapを少し引いた位置から見ると、本物件から南方に少し行ったところに細い道が北西から南東方向に走っているのがわかります。「9」の少し下あたりです。

ご覧のように「細い」、「うねっている」道というのが暗渠発見のポイントです。その他、もっと遠景にした時に、川が途中で切れており、代わりに細い道が続いているということがあります。このようなところは、元々川があり、現在は暗渠(あんきょ)になっていることがよくあります。

以前投稿した「地価には標高が影響する!?「国分寺駅」サンプルに検証。(https://smile.re-agent.info/blog/?p=2993)」でご紹介した、標高が分かる地図を見てみましょう。

2

水路等があるようには見えません。ちなみに左下に見えるのは、上記の細い道のさらに南方にある川(開渠・かいきょ)です。

では、現地の様子をストリートビューでみてみましょう。

3

どうも普通の道路ではないようですね。この路地を反対側の出口をみると、「遊歩道○号線」という暗渠にぶつかります。今回インターネットで収集できる情報では、ここの路地が暗渠である確証は得られませんでしたが、暗渠である遊歩道から分岐した水路である可能性も大いにあり得ます。

このようなインターネットを使用した調査に加えて、法務局で取得できる公図で「水路」となっているかを調べる方法や、近隣の古いお宅にお尋ねするといった調査方法を加えることで、より調査の精度を上げることができます。

ちなみに、この部分を洪水ザードマップで見てみると、その部分だけ緑色(=0.5~1.0m浸水予測)に指定されていることが分かりました。

4

以上、リニュアル仲介本部パイロット店 エージェント石川でした。

———————————————–

「資産となる家を真剣に考えるセミナー」

・マーケットを知る
・資産性とは何か
・リスクを考える
・減税・補助金
・私達ができること

↓ 詳細はコチラ ↓
http://www.rchukai.com/#!seminar/c1vy0

———————————————–

マンションの火災保険は管理状態で決まる?良好な管理のマンションを選ぶ理由。前のページ

「物件ありき症候群」に気を付けよう!次のページ

ピックアップ記事

  1. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  2. 住宅購入と 生涯の資金計画
  3. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  4. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    売る時に価値が下がりやすい物件とは?(嫌悪施設編)

    どんな物件を購入すると、そのご資産価値が下がりやすい可能性があるのでし…

  2. 不動産取引ガイド

    熊本地震が遺した教訓(その2)

    8,329戸が全壊という甚大な被害をもたらした熊本地震から本日で3年が…

  3. 不動産取引ガイド

    日本の家 なぜ資産にならないのか?

    おはようございます。法人営業部の犬木です。昨日、日本経済新聞に「日本の…

  4. お金・ローン・税金

    住宅ローンと個人信用情報機関情の関係

    住宅ローンの事前審査や本審査は、銀行に依頼された保証会社もしくは金融機…

  5. 不動産取引ガイド

    半地下車庫のメリットとデメリット

    先日、一戸建ての購入を検討されているお客様をご案内しました。そ…

  6. 不動産取引ガイド

    結露はなぜできるのでしょうか。

    梅雨の時期ジメジメしていて、窓や壁が結露していませんか?私たち…

  1. 不動産取引ガイド

    意外な住まいの常識?!
  2. リニュアル仲介通信

    資産価値が目減りしない住宅購入とは?
  3. 不動産取引ガイド

    安いからといって旧耐震の住宅を買おうとしてませんか?
  4. 不動産取引ガイド

    農地の購入についての注意点
  5. 不動産取引ガイド

    不動産購入時に思いを馳せる3つのポイント!
PAGE TOP