不動産取引ガイド

「今」ではなく「これから」を考えてリフォームする

中古住宅を購入してリノベーションする場合、多くの方は内装にこだわる方が多いです。
確かに無垢のフローリングは気持ちが良いですし、ビニールクロスよりは珪藻土の方が快適です。

大切なことは、住宅設備など内装のリフォームは建物の性能にはあまり関係がない、ということです。言い方が悪いのですが、「自己満足のリフォーム」と言えます。

他方、屋根の葺き替えや外壁のリフォームは住宅の天敵「水」の浸入を防ぐ大切な工事です。
耐震改修は言うまでもありません。
シロアリも家屋を著しく劣化させる天敵と言えます。シロアリが来ないように予防消毒を行うことが大切です。

このように「今」の満足を求めるのではなく、「これから」を想定して予め対策を講じることを予防・保全のリフォームといいます。
予防・保全のリフォームは住宅設備のリフォームのような満足度を与えてくれないので、必要だと言われても目を瞑ってしまうことが多いのですが、住宅の資産価値はまず建物として機能することが前提になりますので、予防・保全のリフォームにも目を向けていただきたいと思います。

ちなみに予防・保全のリフォームは一定期間の保証が付随することが多いです。つまり、万が一施工不良などが発生しても保険でリスクヘッジされているので安心です。
(一般的なリフォームの保証期間は1年ですが、予防・保全のリフォームは5年と長期なのも安心材料です)

中古戸建は屋根・壁・耐震・シロアリ消毒が基本です。天敵に対する対策を講じて、永く住める住環境を実現したいものです。

リニュアル仲介の稲瀬でした

不動産屋さんの言うことを鵜呑みにしてはいけない!?住宅ローン減税失敗事例前のページ

築23年の物件ながらも最小限のリフォームでまるで新築のような仕上がりに次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入と 生涯の資金計画
  2. 土地価格の相場を知る方法
  3. 建物インスペクションを実施する最適なタイミングとは?
  4. 危険な場所は 地形図で見分ける
  5. 立地適正化計画をご存知ですか?

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    気になるエリアの「水災等地」を調べてみませんか?

    2024年10月から火災保険が改定されました。保険料は引き上げられるほ…

  2. 不動産取引ガイド

    購入する物件が決まった後にすること その3(売買契約 当日の流れ)

    物件探しを行い、内見を進めていき、色々比較した中で『よし、この物件を購…

  3. 不動産取引ガイド

    放置していませんか?!相続登記申請の義務化!

    日本において、2024年4月1日から相続登記の申請が義務化されました。…

  4. 不動産取引ガイド

    謄本の見方がわかると、購入時に何に気を付けた方が良いかがわかると思います。

    不動産登記は、土地や建物の所在、面積のほか、所有者の住所・氏名などを一…

  5. 不動産取引ガイド

    約30年でこれだけ変わった!地域別人口増加率。

    これは、1990年~1995年の首都圏の市区町村別「人口増加率マップ」…

  6. 不動産取引ガイド

    【住宅ローン減税4】築後年数要件マンション編

    今回は築後年数要件のマンション編です。マンションは新耐震か旧耐震かが…

  1. 不動産取引ガイド

    地震保険金の早期お支払いに向けた対応について
  2. 不動産取引ガイド

    ご自宅の処分について 相続手続きには様々な照会制度がある?!
  3. お金・ローン・税金

    2023年1月 フラット35金利のご案内
  4. 不動産取引ガイド

    国内の土地の価格には、4種類あるのをご存知ですか?
  5. 不動産取引ガイド

    老後に移住希望19%、「高齢者を地方へ」は難しく?!
PAGE TOP