お金

仲介業者を訴えたい!?

確定申告もあと数日・・。

ここで初めて住宅ローン減税が受けれない事に気づいた・・!?

昨日、消費者の方から『住宅ローン減税』の問い合わせが入りました。

どうやら去年、「平成元年築」の中古の戸建てを購入し、去年の5月に新居にお引っ越ししたとの事。そのお客様も住宅ローン減税を受けるために確定申告に行ったそうです。

ところが、ここで初めて住宅ローン減税が受けれない事に気づきました・・

焦ったお客様は、どうにかならないのものか、インターネットで調べた上、弊社に電話してきたという経緯です。

◆そもそも、全ての物件が住宅ローン減税を受けられるわけではありません。ローン減税を受けることができる条件の一つに「築後年数要件」というものがあります。

耐火構造(要するにコンクリート造) 築25年以内

非耐火構造(要するに木造)     築20年以内

上記の築後年数の要件を満たしていないと住宅ローン減税の恩恵は受けることができません。ただし、この要件には二つの緩和策があります。一つは「既存住宅売買かし保険を付保すること」、もう一つは「耐震基準適合証明書の取得」です。

http://www.homes.co.jp/cont/press/opinion/opinion_00105/

それが分かったお客様は、仲介業者に対して怒りを覚えていました。そもそも、そんな事は仲介業者から何も聞いていない・・。

さらに、気の毒なのは・・・

ご夫婦共働きの為、2人共減税を受けれるようにと、わざわざ名義も夫婦共有にし、2人でローンを返済するよにした経緯は、仲介業者のアドバイスのようだ。

減税のための要件があることは全く説明を受けていない、仲介業者を訴えたい気分だ・・と。

残念ながらこのような流れを十分に理解していない不動産事業者も散見されます。そのような仲介事業者に仲介してもらうと、本来住宅ローン減税の対象となる物件なのにローン減税の恩恵が受けられなかったり、本当は可能なのに無理だと言われたり、というトラブルがあります。

今から住宅購入検討者は、こんなことにならないよう注意が必要です。

http://www.homes.co.jp/cont/press/opinion/opinion_00105/

リニュアル仲介本部パイロット店 中田でした!

既存住宅売買かし保険を付帯することで住宅ローン減税が適用に!前のページ

都内某所、借金まみれのマンション!必ず確認すべき管理状態。次のページ

ピックアップ記事

  1. 立地適正化計画をご存知ですか?
  2. 住宅購入は不安でいっぱい
  3. 住宅購入と 生涯の資金計画
  4. 危険な場所は 地形図で見分ける
  5. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?

関連記事

  1. 欠陥・トラブル

    放置したら危険!バルコニーに水溜まりが出来る原因とは?!

    先日、自宅にて「バルコニーに水溜まりが出来てる!」と妻から話がありまし…

  2. 不動産取引ガイド

    墓地のとなりは買っていいのか?

    夏休み中、ご実家に帰省してお墓参りをされた方も多いのではないでしょうか…

  3. お金

    不動産の共有状態を解消する方法

    前回、不動産を共有することの問題点についての記事を書きましたので、今回…

  4. お金・ローン・税金

    フラット35のリフォームにも使えるローン

    フラット35と言えば、35年固定ローンですが、リフォームにも使える「リ…

  5. お金

    持ち家と賃貸はどちらがお得!?

    マイホームを考えている方は一度は持ち家と賃貸どちらにするか悩まれるので…

  6. お金・ローン・税金

    2019年11月 フラット35金利のご案内

    2019年11月のフラット35金利は、20年以下が0.92%、21年以…

  1. 不動産取引ガイド

    あなたのバッテリーは大丈夫ですか?
  2. 不動産取引ガイド

    65歳になったら知っておきたい3つの価格
  3. 不動産取引ガイド

    税務署からの「お尋ね」が来たら、どうすれば良いのか?4
  4. 不動産取引ガイド

    マンションの構造、S造、RC造、SRC造の違いは!?
  5. リノベーション

    限られた条件と予算の中で 誰と一緒に家を探すかが重要
PAGE TOP