不動産取引ガイド

長期振動地震とは

3月28日にミャンマーを襲った地震は建物や橋が倒壊するなどの被害は広範に及びました。
バンコクでは建設中の高層ビルが倒壊し、がれきの下敷きになったと思われる方々の捜索救助活動が続けられています。
ミャンマーの地震は日本の東日本大震災(2011年)と同じ種類と言われています。
覚えていますでしょうか、宮城県牡鹿半島の東南東130km付近の三陸沖が震源地なのに東京や大阪の高層ビルが大きく揺れていた映像がありますが長期振動地震の特徴と言われています。

長期振動地震とは

大きな地震で発生する周期(揺れが1往復するのにかかる時間)が長い揺れ、つまり長周期地震動のことを指します。

自然災害に対して微力な私たちですがもし遭遇してしまった場合は身を守れるようしましょう。

地震災害避難方法

自宅の場合

・自分の身を安全に守れるように心がけましょう。
・戸を開けて、出入り口の確保をしましょう。
・棚やテレビなどが落ちてきたりするので、離れて揺れが収まるのを待ちましょう。
・あわてて戸外に飛び出さないようにしましょう。

スーパー・デパート

・エレベーターホールや比較的商品の少ない場所、柱付近に身を寄せましょう。
・ガラス製品や瀬戸物、その他、陳列棚の商品などの落下・転倒に注意しましょう。
・慌てて出口に殺到せず、係員の指示に従いましょう。
・エレベーターが動いていたとしても、エレベーターによる避難はしないようにしましょう。

地下街

・停電になっても、非常照明がつくまでむやみに動かないようにしましょう。
・地下街では60メートルごとに非常口が設置されているので、一つの非常口に殺到せずに地上に落ち着いて脱出しましょう。
・脱出するときは、壁づたいに歩いて避難しましょう。
・火災が発生しなければ比較的安全なので、慌てずに行動しましょう。

その他細かい防災マニュアルがありましたのでご紹介します。

総務省消防庁防災マニュアル:https://www.fdma.go.jp/relocation/bousai_manual/occ/occurrence160.html

日本は地震大国として知られ、建築基準法には厳格な耐震基準が設けられています。
1981年の建築基準法改正以降、新耐震基準に基づく建物は震度6強~7程度の大地震でも倒壊しない設計が求められ、高層ビルには長周期地震動への対策も講じられています。
今回のミャンマーやタイは日本の耐震構造の強度は日本の1/4程度との事です。
国が変われば避難方法も変わりますので旅行の際には良く調べていかれる事をお勧めいたします。

災害はいつ起こるかわからないため、普段からできる備えをしておくと良いと思います。
被災されてしまった方々には一日も早い復興を祈念しております。
リニュアル仲介、渡辺でした。

マンション購入を検討されている方へ 『大規模修繕工事』とは?!前のページ

人の移動の時期とかなり、不動産の買い替えが増えています!次のページ

ピックアップ記事

  1. 住宅購入は不安でいっぱい
  2. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  3. 危険な場所は 地形図で見分ける
  4. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  5. 土地価格の相場を知る方法

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    民泊と土地活用!

    住宅宿泊事業法が6月15日に施行されました。私が見たのは一人暮…

  2. 不動産取引ガイド

    不動産の価値はとにかく立地

    不動産は「不動」だけに一度買ってしまうとなかなか動けなくなります。…

  3. 不動産取引ガイド

    東京圏の地価の変動が分かる衝撃のアニメーション

    3月18日に国土交通省が2015年1月1日時点の公示地価を発表しました…

  4. 不動産取引ガイド

    お住い探しは長期化の傾向に!?氾濫するネット情報との向き合い方

    不動産情報サイト事業者連絡協議会(RSC)は、「不動産情報サイト利用者…

  5. 不動産取引ガイド

    区画整理事業で生み出される「保留地」とは

    今回お客様からご相談を受けた土地をお調べしてみると、区画整理事業地内の…

  1. 不動産取引ガイド

    不動産の贈与と注意点
  2. 不動産取引ガイド

    2021年2月度の不動産相場
  3. 不動産取引ガイド

    駅の選び方!「横浜線、相鉄線、小田急小田原線」戸建て希望者編。リニュアル仲介エー…
  4. 不動産取引ガイド

    震災に合っても乗り切れる準備をしましょう
  5. 不動産取引ガイド

    住居表示と地番、実はまったく違うものなのです。
PAGE TOP