不動産取引ガイド

メリット大!安心・快適に住める「長期優良住宅」

長期優良住宅の制度が始まり、早10年が経過しようとしています。

国土交通省では、これまでの運用実績に対する評価や課題を整理し、制度のさらなる普及促進を図るための取り組みの方向性を検討するため「長期優良住宅制度のあり方に関する検討会」が開催されました。

長期優良住宅とは、「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づき、長期にわたり住み続けられるための措置が講じられた優良な住宅を言います。

従来の「つくっては壊す」スクラップ&ビルド型の社会から、「いいものを作って、きちんと手入れをして長く大切に使う」ストック活用型の社会への転換を目的として、制度設計がされました。

簡単にまとめると、「地震に強く」、「省エネ」で「バリアフリー」、「メンテナンスが簡単」というような住宅です。

<長期優良住宅をご存じですか>

https://smile.re-agent.info/blog/?p=6529

長期優良住宅として認められるための条件は色々ありますが、「安心・快適に住める家」というお墨付きが与えられているということになります。

この長期優良住宅として認定された住宅を購入する場合、様々な税金面での優遇がはかられています。

例えば、毎年の固定資産税も新築から数年間割引されたり、購入時の登記費用の減額、住宅ローンの金利も下がり、住宅ローン減税の枠も拡大される、といったメリットがあります。

また、何かの事情により売却する必要が出てきてしまった場合にも、認定付きの住宅になるので、買主を見つけ易くなることが期待されます。

販売チラシに「長期優良住宅」である旨の記載がされていた場合には、積極的にご検討されてはいかがでしょうか。

【フラット35】2018年は7月8月が一番金利が低かった前のページ

サービスルーム(S)と普通の部屋は何が違うのか?次のページ

ピックアップ記事

  1. 危険な場所は 地形図で見分ける
  2. その家は人口減少した将来でも売ることができる家ですか?
  3. 立地適正化計画をご存知ですか?
  4. 買ってはいけない物件を自分でチェック
  5. 住宅購入は不安でいっぱい

関連記事

  1. 不動産取引ガイド

    海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し 15 【ローン正式審査~決済編 4/6】

    「海外赴任者 帰任に備えた日本の家探し」シリーズ。今回は、「3.火災保…

  2. 不動産取引ガイド

    深刻な木材不足が引き起こす住宅問題

    現在、深刻な木材不足が問題となっています。アメリカ、中国などの…

  3. 不動産取引ガイド

    【本当にいいの?】住宅ローン減税の制度改正で既存住宅売買瑕疵保険はいらなくなったのか?

    本年度の税制改正で住宅ローン減税の築後年数要件が緩和され、1982年1…

  4. 不動産取引ガイド

    2022年問題⁈

    2022年の生産緑地法問題で不動産価格暴落!?不動産投資は終焉か?とい…

  5. お金・ローン・税金

    住宅ローン控除を受けるための確定申告の方法

    家を買って住宅ローン控除を受ける場合、また一定要件に合うリフォームをし…

  6. 不動産取引ガイド

    違法広告「ステカン」を調べてみました

    「ステカン」または「マキカン」という言葉をご存じでしょうか?不動産…

  1. 不動産取引ガイド

    2018 年10月度の不動産相場
  2. 不動産取引ガイド

    不動産テックツールをフル活用しましょう!不動産業界で起こっている第四次産業革命!…
  3. 不動産取引ガイド

    不動産売却によっては各種手当が受けられなくなる?
  4. 不動産取引ガイド

    老後を見据えた住まい探し
  5. リニュアル仲介通信

    平成27年4月 家は一生で一回の買い物ではない?!「終の棲家」という幻想
PAGE TOP